遅延タスクの遅れ日数合計

このチャートはBasicエディション、LimitedエディションおよびEnterpriseエディションで利用可能です。このチャートを表示するには、対象プロジェクトの【ガントチャート】の参照権限が必要です。

1. 概要

このチャートは、プロジェクトの遅延状況を「遅れ日数」の観点から可視化するためのチャートです。主担当者ごとの遅れ日数を工程別に積み上げた横棒チャートで表示することで、遅延の深刻度とボトルネックの早期発見を支援します。

このチャートを使用することで、以下のことがわかります。

  • どの主担当者のタスクで遅れ日数が多いか
  • 遅れ日数がどの工程で発生しているか
  • 遅延の深刻度(件数ではなく日数で把握)

「スケジュール遅延状況」チャートでは遅延タスクの「件数」を確認できますが、このチャートでは「遅れ日数」を確認できます。件数が少なくても遅れ日数が多い場合は、深刻な遅延が発生している可能性があります。


2. チャートの見方

2.1 画面イメージ

2.2 各要素の説明

要素説明
縦軸主担当者名を表示します。主担当者は遅れ日数の合計が多い順に上から表示されます
横軸遅れ日数の合計を表示します
棒の長さ各工程の遅れ日数を表します。棒が長いほど遅れ日数が多いことを示します
色分け工程ごとに色分けされています。凡例で各色がどの工程を表すかを確認できます

2.3 ツールチップ

チャートの棒にマウスカーソルを合わせると、ツールチップが表示されます。ツールチップには以下の情報が表示されます。

項目説明
主担当者名カーソルを合わせた棒の主担当者名が表示されます
工程ごとの遅れ日数各工程の遅れ日数が表示されます
合計その主担当者の遅れ日数の合計が表示されます

2.4 表示件数について

このチャートは積み上げ横棒チャートです。チャートの高さに応じて表示されるバーの数が変わります。

表示ロジックは以下のとおりです。

  1. 主担当者ごとの遅れ日数の合計が多い順に、表示可能な行数分だけ表示対象を選定します
  2. 選定された主担当者を、遅れ日数の合計が多い順に並べ替えて表示します

このため、遅れ日数が少ない主担当者は表示対象から除外される場合があります。実際に何件まで表示されるかは、プレビューや実際のダッシュボードでご確認ください。すべての主担当者の遅れ日数を確認したい場合は、チャートの高さを広げてください。

2.5 工程の表示について

工程ごとの遅れ日数の合計が多いものから5つまでを個別に表示し、それ以外は「その他」として1本に集約されます。表示順は【工程タスク成果物登録】画面の工程の表示順に従います。「その他」の内訳は、ツールチップで確認できます。


3. データの定義

3.1 遅れ日数とは

遅れ日数は、タスクの進捗状況に基づいて計算される値です。【ガントチャート】画面で各タスクに設定された終了予定日と実際の進捗状況から、システムが自動的に計算します。

  • 正の値: タスクが予定より遅れていることを示します
  • 負の値: タスクが予定より前倒しで進んでいることを示します
  • 0: タスクが予定どおりに進んでいることを示します

このチャートでは、遅れ日数が0でないタスクのみを集計対象としています。正の値(遅延)と負の値(前倒し)の両方を含めた合計値として表示されます。

3.2 主担当者について

主担当者は、【ガントチャート】画面で各タスクの[主担当者]項目に設定されたメンバーです。タスクに主担当者が設定されていない場合は「未設定」として集計されます。

プロジェクトメンバーの匿名設定が有効な場合、担当者名は匿名表示用の名称で表示されます。

3.3 工程について

工程は、タスクが属するフェーズを表します。工程の名称と表示順序は、プロジェクトメニューの「スケジュール」から【工程タスク成果物登録】画面でプロジェクトごとに設定されています。

3.4 集計対象

このチャートでは、以下の条件を満たすタスクを集計対象としています。

  • 現在表示中のプロジェクトに属するタスク
  • 遅れ日数が0でないタスク
  • 最下位タスク(子タスクを持たないタスク)

4. 活用シーン

4.1 こんなときに使う

このチャートは、以下のような場面で活用できます。

  • 遅延の深刻度把握: 遅延タスクの件数だけでなく、遅れ日数で深刻度を評価したいとき
  • ボトルネックの特定: どの主担当者・どの工程で遅延が深刻かを特定したいとき
  • リソース配分の検討: 遅延解消のためにリソースを重点配分すべき箇所を判断したいとき
  • 進捗報告: ステークホルダーへの進捗報告で遅延状況を説明したいとき

4.2 確認のポイント

チャートを確認する際は、以下のポイントに注目すると効果的です。

  • 遅れ日数が突出して多い主担当者: その主担当者のタスクに問題が発生している可能性があります。タスクの内容を確認し、必要に応じてサポートを検討してください
  • 特定の工程に遅れが集中している場合: その工程の作業プロセスや見積もりに問題がある可能性を示しています。原因を分析することを推奨します

5. 関連チャート

  • スケジュール遅延状況 - 担当者ごとの未完了タスク数と遅延タスク数を表示します。遅延の「件数」を確認したい場合に活用できます
  • チャート概要 - 利用可能なチャートの一覧と分類